この記事を取り上げることは数日悩みました。
私はその犬を知らないし、その犬に関わった方々の辛いお気持ちもあるだろうと思う所以です。
昨今、SNSの普及で、毎日のように、ブログ、Facebook、Twitter等で、全国の保健所／動物愛護センターに収容されている犬猫のことが発信されています。
1頭でも命を救いたい気持ちは、皆、同じ。
でも、出自も育った境遇も健康状態もわからない犬猫を受入れる、ということは、並大抵ではない苦労も伴うこともあるかもしれません。
「〇月×日までに手が挙がらないと殺処分です」
という言葉に文字に写真に、画面の向こう側で見ている私たちは固唾を飲む。
気持ちが煽られる。
1頭くらいなら自分が救えるのではないかと思う。
何とかなるのではないかと思う。
もちろん、それで救われて、今、幸せに生きている子たちも沢山います。
決して、この常態化した拡散が悪いとは言わない。
でもこうした拡散には責任の所在は無い。
引き取り手が見つかった、ということでエンドです。
もう次の命の期限の拡散があります。
アルマで引取したゴールデンレトリバー♀老犬（仮の名前：あげは）
この子もSNSで拡散されて、どうしても目を離せなかった方が引取りに手を挙げました。
いざ引取りをしようと詳しく情報を聞くと、大きな腫瘍がありました。
予後も良くなさそうな感じです。
引き受けるということは、今後の治療も含めて、さらにその先には介護がある。
どれくらいの医療費がかかるのか、わからない。
介護にどれだけの時間と体力が必要になってくるのかわからない。
それに耐えうるだけのお金と時間と精神力と、もちろん家族の同意も協力も必要になってきます。
本来なら飼い主が負うべき苦労を、見ず知らずの善意の人間が負う。
そして抱えきれないことに悩む日も来るかも知れない。
どうか発信する人、拡散する人、今一度、冷静になって考えてみて欲しい。
命がその場所から救われて終わりではないのです。
あげはちゃん
9月11日（月） 腫瘍の切除手術のため入院
腫瘍がかなり大きいので、キレイに取りきれるか、皮膚が着くのか心配です。
後肢に痛みがあるのか、こうしてお尻をペタンて着けて座ってました。
手術は無事に終わりましたが、大きな腫瘍の下側の皮膚内に、もう一つ腫瘍があったそうで、その腫瘍も切除したそうです。
皮膚は縫い合わせることが出来ましたが傷口が大きいので、数日入院です。
9月18日（月）には、島根県の愛護団体様に引き渡しの予定です。
まだ出来たばかりの若い愛護団体様。代表様も若い。
動物看護士として働きながら、若い有志と活動をしているようです。
これからの若い人たちに、どうか頑張って欲しいと願っています。
協力病院のご厚意で、術前検査、手術、入院で、医療費は合計10万円ほどになります。
出来る限り、アルマで医療費は負担することを考えていますが、もし、あげはちゃんにご支援をと考えてくださる方がいらっしゃいましたら、アルマ事務局宛にご一報くださいませ。
だいよママ様、
あげはちゃんへのご支援金をご持参いただきまして、ありがとうございました。
確かに受け取りましたm(__)m
医療費に使わせていただきます。
卒業犬猫のカレンダー掲載写真を募集しています。
2016年9月～2017年8月までの卒業犬猫から優先的に掲載募集しています。
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締切過ぎてますが間に合いますので、ティアハイムだけでなく、アルマ卒業犬猫の皆様、可愛いお写真、お待ちしております
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