Quantcast
Channel: 紡いだ命 ~アルマ東京ティアハイム~
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3188

ペットの過剰繁殖と70%ルール ~行政主導の不妊手術専門病院は作れないのか?

$
0
0
4月11日の茨城センター
子犬の収容数が43頭になりました。
 
前日の雨に濡れた子犬が収容されました。
犬舎も満杯で、保管する場所の準備がすぐに出来ないため、しばらくこのままに。
 
4月の雨、まだ冷たい。
 
別棟の負傷犬舎
あらゆるところに子犬もギュウギュウ
 
少し大きくなったあまり人馴れしていない子犬もいます。
3月25日~保管されています。
 
 
この10日~2週間で40頭を越える子犬の収容。
まだまだ不妊手術されていない犬が県内に多数いる、という事実です。
 
Yamasaki Hiro様のFacebook記事から転載

米国の統計専門家、繁殖予防の専門獣医師の見解にみるペット過剰繁殖と70% ルールでは...

It is not a great leap to advance to the notion that pet sterilization is in effect “vaccinating” against the disease of overpopulation. 
ペットの不妊去勢手術は、事実上、異常繁殖という疾病に対する「ワクチン接種」であると考えても飛躍しすぎとは言えないでしょう。

Using this premise, we can say that 70% of the susceptible population (animals with outside privileges) in a defined demographic area must be sterile in order to affect the decrease in over-birthing that will result in a population decrease within that area.

この前提でいけば、人口統計学上定義された地域で、過剰な繁殖を抑制し結果的に頭数を減らすためには、感染しやすい集団 (外をうろつく事が許されている動物たち) の70%を不妊去勢しなければならないと言えます。

The outcome at this 70% sterilization level is that the transmission odds (successful breeding encounters) of the remaining 30% are reduced to the point that births then occur at a rate only great enough to replace normal attrition.

こうして70%の水準で不妊去勢手術を行えば、残る30%が感染を広げても (出会って交尾に成功すること)、その後の出産数は頭数の自然減へと移行していくのに十分な割合まで削減されることになるのです。

 

「獣医療サービスへのアクセスの悪さが諸悪の根源」

飼い主責任という言葉などまったく無意味です。

発見が遅れるのも、対策が遅れるのも、決断が遅れるのも、詰まるところは「お金」の問題です。

 

 
つまりは、不妊手術の実施が急務であり、
県内の70%の「外飼いの犬/または一家庭でオスメスを混在して飼っている家庭の犬」を不妊手術することで、
収容減が見込める、ということかと思います。
 
そして、不妊手術を積極的に行わない飼い主の問題として、かかる費用(医療費)の問題があります。
3万~5万もかかるなら、やらない(やれない)。
こういう考えの方もまだまだ多いのです。
愛護ボランティアが運営する民間の不妊手術専門病院が少しずつ増えていますが、とても手も場所も足りない。
行政主導の不妊手術専門病院を考える時期です。
 
上辺を救うことに躍起になって、方向を見間違えないで、
改めて仕切り直し、今から方向転換は可能ではないでしょうか。
 
茨城県内の数カ所にセンター機能の分散とシェルター機能を持たせることではなく、
まず、県内2~3ヶ所に不妊手術専門病院を作ることを第一にすれば、今のセンター過剰収容の問題も数年で適正収容にシフトしていく可能性があります。
「箱物」にしがみついてはいけない。
民間シェルターも同じです。
箱物を増やせば増やすほど、すぐに満杯になって、状況が悪化していきます。
 
獣医師会との関係性もあって、行政はなかなか思い切ったことが出来ないだろうと思いますが、収容が減らない地域は、画期的なことに予算を立てるべきです。
最初から熟練した獣医師の確保は難しいかもしれませんが、獣医師の育成もやりながら、無料~低料金の手術実施を目指す。
上辺を救って、センターも愛護ボランティアも青色吐息の偽りの処分ゼロを目指すのではなく、
不妊手術専門病院の開設等、画期的なことをやって、処分数が減ったというお手本になって欲しいです。
 
事前に手当が出来ていれば、不幸な命は生まれない。
 
 

活動への応援、よろしくお願い致します。

2つのプログランキングに参加しています。
毎日一回、応援ポチッとクリックお願いします。
にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ
にほんブログ村


 

楽天でお買い物の前にクリックしてお買い物に進んでいただけますと、購入金額の0.5%がアルマに支援されます。

【アルマを応援してください!下のサイトから!!】

 

 

アニコムペット保険代理店

ティアハイムの事業運営のために、新たに収益事業をスタートしました。

ペット保険をご検討の皆様、選択肢の一つとして、アニコム損保のペット保険はいかがでしょうか。

以下、クリックしていただき、こちらからお申込みください。

アルマ安心サポート

 

ベルオンラインドネーションは、継続参加です。

マンスリーの継続ご支援は、今後もティアハイムの運営サポートになります。

どうぞ末永く応援よろしくお願い致します。

リブログ、シェア、フォローなど、どうぞよろしくお願い致します。

クレジットカードでのご寄付が可能になりました。
1回限り、継続して毎月500円~ 選べる支援方法
アルマ東京ティアハイム・サポート支援


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3188

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>