6月5日に右前足の腫瘤の手術をする予定でしたが、
院長先生や担当獣医師さんと話し合い、
手術を中止することになりました。
こちらは当日、病院で手術するかどうか「待ち」のパオちゃん。
診察室の奥に係留されていたとことろを待合室からパチリ
この写真を見ると、腫瘤の大きさがよくわかると思います。
こちらは2年前に引き取った時の写真。
皮膚の状態も悪くて、ケアが必要でした。
右前足には既に腫瘤がありました。
手術中止の理由としては、
・病理検査の結果、この腫瘤（腫瘍）は「血管周皮腫」という低悪性度の腫瘍で、
遠隔転移する確率は低く、現局に留まるケースが多いこと。
・血管や骨に浸潤していない
・悪性腫瘍なので、内容物を小さくする手術は、
出血や浸潤の原因になり、傷が着きにくいかもしれないし、
また細胞が増殖する可能性もある。
・完全切除の場合、2回に分けて手術することも検討され、
切除に加えて、皮膚移植も必要。
麻酔下の手術を複数回、行うことになり、心臓疾患がある犬には負担が大きい。
・現在の腫瘍の成長を見ると、2年間で緩やかに大きくなっており、
犬自身にも大きな痛みや苦痛はないと思われる（普通に歩けている）。
・万が一、自壊や出血があっても死に至るようなことはなく、
出血や自壊の手当をしてあげればよい。
皮膚は伸びるので、もしかしたら寿命までこのままで行けるかもしれない。等々。
以上の理由で、
手術の負担が大きいと判断して、今回は中止にしました。
これからも経過を見ていきます。
引き続き、見守ってください。
17歳のパオちゃん。
今の調子で、18歳、19歳まで頑張ろうね![！]()
先週の土曜日の午後の散歩の様子です。
撮影Tさん。
おそらく時間は午後4時ごろ。
これから暑くなるので、ハイシニア犬は散歩時間の検討が必要です。
1頭のご縁が決まれば次の1頭を。
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