埼玉県東松山市での犬の大量遺棄

昨日、埼玉センター担当のありははさんから連絡があって、東松山保健所にあきらかに遺棄されたと思われる子たちが収容されていることを知りました。
同じ日に同じ場所で9頭の純血種のメスたち。
ほとんどの子が皮膚病だったり、状態が悪い。
同じ日に別の場所でも皮膚の状態が悪いトイプードルの♂がいました。

東松山保健所　収容動物情報

一般の家庭から、これだけの子が放棄されるとは考えにくく、ブリーダーが要らなくなった犬を捨てたのだろうと思いますが、ダックス4頭、チワワ2頭、ポメラニアン1頭、ブルドッグ1頭、テリア系1頭。

7月31日期限ですから、早ければ今週末、あるいは来週明けには、センター本所に移送されることになるでしょう。
この中で何頭の命が繋がるのか・・・

いつもいつも思いますが、動物の命を粗末に扱い、繁殖のためだけに劣悪な環境で飼育するブリーダーの徹底指導をしない限り、いつまでたっても不要になったら捨てられていく繁殖犬たちが後を絶ちません。

愛護動物を虐待したり捨てる（遺棄する）ことは犯罪です。違反すると、懲役や罰金に処せられます。

愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者: →2年以下の懲役または200万円以下の罰金
愛護動物に対し、みだりにえさや水を与えずに衰弱させるなど虐待を行った者: →100万円以下の罰金
愛護動物を遺棄した者: →100万円以下の罰金

※愛護動物とは: 人に飼われている「哺乳類、鳥類、爬虫類に属する動物」および、飼い主の有無にかかわらない全ての「牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと、あひる」

アルマは、関東圏内の6つの動物愛護センターに登録しており、毎週の引取検討も預かり先があるかどうか、緊急性があるかどうか、そういったことを考えながら、どのセンターからも平均的に引取検討をしているので、この大量放棄された子たちのことだけをどうにかできるわけではないのですが・・・
もし他団体からオファーが入っていない子があるなら、1頭でも命が繋がるように検討したいと思っています。
本当は同じ出自の子の命の分かれ目を作りたくない。
どの子も新しい幸せの道が見つかりますように・・・。