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Channel: 紡いだ命 ~アルマ東京ティアハイム~
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虐待されて捨てられたダックスMIX その後

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5月19日、東京センターから引取りした虐待されて捨てられたダックスMIXくんのその後のご報告です。
過去の記事はこちら

虐待されて捨てられたダックスMIX

虐待を受けたダックスMix♂ 経過報告


あれから4ヵ月以上が経過していますが、順を追ってご報告致します。
報告が遅れてしまっていて申し訳ありません。

仮の名前は「みらい」とつけたのですが、入院中の病院では「こっちゃん」という愛称でとても可愛がっていただいていました。

この写真は7月26日のもの。
引取りして足の治療を開始てしてから2ヶ月ちょっと経過したところです。
手の傷以外の健康問題はなく、明るいヤンチャ坊主。


右前足
引取時は骨が見えていた足先もここまで良くなりました。
先に丸くなっていてまだ肉肉しい箇所は、骨が見えていた箇所で、この部分まで皮膚が回復するのはかなり厳しい状況のようです。



左前足
ここまで回復しました。
あと一歩、足裏の皮膚が埋まればいいんですが・・・



上から見ると、あの傷がウソのようにここまで良くなりました。


5月19日に引き取った時の状態

腐って皮膚が落ちてしまった左前足

虐待ダックスMIX♂


とにかく傷の治療を最優先して、長らく病院にお世話になっていましたが、この通りの笑顔で、本当に辛い過去があったようには見えません。
でも無くした耳先も縛られたマズルの傷も・・・
そして失った可愛かっただろう肉球も足先ももとには戻らない。



ちょうとこのころに、みらいを迎えたいと、まだ見ぬ子に里親希望をいただきました。
オープンシェルター里親会にお越しくださって、その気持ちをお話してくださいました。
以前は40キロもある大きなゴールデンを飼っていらっしゃったご家族ですが、その先住犬さんが亡くなって、今度は不幸な生い立ちの子を助けるお手伝いがしたいと本当に有難いお申し出でした。
このご家族の他にも、もし来年の春までご縁が決まらなかったら、是非うちで迎える検討をしたいというご家族もありました。
こんなに辛い思いをしても明るく生きるみらい。
そんなみらいを見つけてくださったご家族に感謝の気持ちでした。


その後、入院先の動物病院でみらいに会っていただき、その後も毎週、遠くからご家族で面会に来てくださって・・・・
まだ足の傷は完治しておらず、右前先の骨で出っ張った箇所を切除する手術も行い、同時に去勢&歯科処置の手術を8月22日に行いました。
完治まで、あと2ヶ月くらいはかかるだろうという見込みの中、みらいの治療を引継ぎますと言っていただき、8月26日からトライアル開始となりました。

その後の幸せ報告は別途、改めてブログに書かせていただきます。
皆様からのご支援で、こうして治療が出来て、幸せをつかむことが出来ました。
本当にありがとうございました。

約100日の入院、治療。
病院のご厚意もあり、応援いただいた皆様のご支援で治療費の支払いが出来ましたこと感謝いたします。
※病院名は消してあります。ご了承ください。
 クリックで拡大されます。

みらい医療費明細



動物に対する虐待行為は、やがて人間に向けられる可能性が大きい。
まだ皆さんの記憶にも新しい九州の女子高生の事件。
人間を殺す前に、猫を殺したり、解剖していたそうです。
どういう思考回路を持つと、そんなに残虐になれるのか。

みらいを虐待して傷つけた人間は、今もどこかにいるのです。
警察への報告はセンターから上がっています。

アルマでは、今までも人の手によって傷つけられた子たちを何頭もレスキューしてきました。
それは、その子への償いの気持ちもあります。
同じ人間として。許してはいけない行為。

みらいも幸せへの階段を上り始めました。
本当にありがとうございました。


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