なんとか自分の正当性を主張したい人は、自分の話だけに夢中になって、相手のいうことの半分も聞いていない人が多い。
多分、相手が話をしている間に、次は何を話そうかと頭の中では別のことを考えているからだと思う。
相手を理解しようという気持ちがないわけではないだろうが、その場の取り繕いだけに追われて、真剣に話を聞いているふりをしても、結局は自分のことで頭がいっぱいなんだろう。
身近な生活の中で例えば家族とか親友とかなら、根気強く向き合って諭していけばいいかも知れないし、これは仕方ないと割り切って受け入れることも出来るだろう。
でも他人となるとそう簡単にはいかない。
ひっきりなしにある犬猫についての相談事でもよくあることで、引取ってくれないんだったらもう結構です!とガチャンと電話を切る人も・・・。
相手の事情も汲み取って、自分がその立場に立っていたとしたら、どんな受け答えをするんだろうと想像力が働かないのか。忙しい時間を割いて、一生懸命に説明しても結局は相手の耳に届いていなかったんだということが悲しい。
良識ある言動を伴わない発言が、いかに周りを混乱させ、迷惑をかけるのかっていうことがわかっていない。
長年、殺処分ワーストワンの茨城県でも、いつまでも放し飼いする飼い主、不妊手術をせずに生まれてきたら捨てるということを繰り返し行う飼い主たちに、何度もその悪い慣習を諭してきたはずだ。
行政なので立場は強いようで弱い。
正面きって、あなたのやっていることは悪行だとは言えないので、なんとか協力のお願いをする、に留まってしまうことが多いと思う。
白ちゃん&相棒は、そんな放し飼いの飼い主から飼育放棄された犬だ。
センター収容された時は2頭とも体重が4キロ台でやせ細っていた。
毎日ご飯が貰えたわけではないし、ノミだらけだった。
赤の他人に意見するなど、そんな立場も執行力も持たない私たちボランティアが出来ることと言えば、この現状を訴え続けて、一人でも多くの良識ある人を増やすしかない。
昨日の夕方の風景。
MIX犬たちが河原まで長い距離のお散歩に出かけたので、小さい組はお散歩順番待ちの間、しばしデッキを独り占め。
ボール遊びを始めた白ちゃん
ねぇねぇ。私にも貸して。 オモチャ大好きなヨーキー♀チューバちゃん。
やった~取った
追いかけっこが始まる。
仲良しのミンミン&白ちゃん。ボールを話さないチューバちゃん。
相棒のあいちゃんも楽しそう
ウッドデッキから室内乱入したお三方。
デッキから窓越しに撮影。
寝ているぷーすけは微動だにせず、お三方は室内を駆け回る~
何も変わらないと、決してあきらめているわけではないのです。
相手の耳に届かなかったのなら、それはやり方を変えなければいけない、ということで、正面から向き合っても正攻法ではダメなんだということ。
法の改正はもちろんのことですが、やはり大きく事が動くには、国や行政の力なくしてどうにもならないということを実感しています。
啓発活動にはいろんなアプローチがあって、私たちのようなセンター収容犬猫の引取/保護活動、ティアハイム(動物シェルター)の運営もその一端で、より多くの方に知っていただける方法をこれからも模索して実践していきます。
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何も変わらない
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